湯を沸かすほどの片隅で

湯を沸かすほどの熱い愛と、この世界の片隅でを鑑賞しました。

少しばかりネタバレ含むので気をつけてください。

どちらも泣ける話と前評判を聞いていたのでちょっとハードル高かったのですが重い腰を上げてえいや!と見てきました。

まず前者、湯を沸かすほどの熱い愛。

こちらは母の愛のお話ですね。

余命宣告をされた母親がバラバラになってしまっている家族のために奮闘して、家族の結束を作っていくお話。

ストーリーだけでも泣けるんですが、めちゃくちゃ上手な役者さんたちの演技と、リアルな描写が拍車をかけて、ずっと泣きっぱなしでした。

僕の親が同じ病気で、この映画ほど病状は悪くないにしても今まで何度も手術をしてそれでも良くならなくて弱っていく姿を見ていて別れの覚悟も何度もしているので、エンターテイメントとして楽しむには僕にはリアルすぎて、ちょっときつかったです。

病院のシーンとか、子どもの表情とか、身内がこういうことになった時の家族の生活環境の変化とかそういうのが本当あるあるネタかよってぐらい自分に重なって辛いなぁという感じでした。

でも見て良かったです。弱々しくなっていくのを見たくなくて家に帰るのを避けがちだったけど、ちゃんと会わないとなとわからせてくれたから。

 

続いて後者。この世界の片隅で。

戦争の時代に生きた女性の毎日の暮らしのお話です。

戦争と聞くと辛くて苦しくてと言うイメージで映画やドラマなんかでもそういうところが取り上げられがちですが、そこだけじゃなくて、貧しくとも苦しくとも楽しいことも幸せなこともあって、現代を生きる僕らと同じように毎日喜怒哀楽繰り返しながら生きていたんだよねって事を知れるお話でした。

社会の枠組みの中で常識とされている事が理由で自分の感情を押し殺さざるをえなくて、自分の望みも優先順位を下げて、でもそれが当たり前なんだからとぐっとこらえて生きているその時代の人たちって立派ですが、もう良いんだよって言ってあげたくなりました。苦しいです。

声優ののんさんはとても上手でした。ぐっと来ました。

ともにとても良いお話。おすすめですよ。