君の名はの感想っていうか、田舎への憧れを語りたかった。
「君の名は」絶対面白いだろうなと思って観に行きました。すごい面白かった。
RADWIMPSの曲と映像がマッチしてるところは、あー!こういうの好き!って、アンジェラアキが缶ビールを開けたカシッって音に対して「この音好き!」って言う時のトーンで思いました。
テンポが良くて、観ていて気持ち良い感じは音楽を聴いてる時の気持ちよさに似てました。PVを見ているみたいで良かった、という感想を前に聞いた事がありましたが、こういうところなのかなと。
話の内容はネタバレしたくないので詳しく書きませんが、観て損はない映画だと思います。
あ、内容は書かないと言いましたが、これだけは言いたい。こういう青春もので描かれる田舎町ってなんであんなに良いの?穏やかな日常、変わらない風景、深い人間関係、自然に囲まれて、伝統を繋いで生きる。ああ、素晴らしい。
ああいう田舎で生まれ育ちたかった…。
そう言うと無い物ねだりと良く言われます。
良いところしか見てないからだろうと。
まあ、きっとそうなんでしょうね、だから田舎に住みたいってよりも、物語の中に出てくる世界で暮らしたいって事なんでしょうね。
でもねー、自分は生まれも育ちも都会寄りなんだけどね、良い事なかったよ。そりゃ、遊びに行く場所は一杯あって、イベントも随時開催されてたし、買い物するにも電車で二駅行けばデパートがある大きな町で、電車は10分に一度来て、コンビニもそれなりにあったし、不便ではなかった。けど山はないし、空気も澄んでないし、近所付き合いは希薄だし、温かみとか無かったし。なんだかんだ言って、都会の方が良い。と言う論調がどうも信じられなくてね。求めてるものの違いなんでしょうが。いつか現実も良いところばかりになってくれたらそうしたら田舎に住もう。生涯結婚しなかったおじいさんが変な目で見られない世の中になったら。
何もないところで何もしないで生きていきたい…。
大根とか作ってさ…。
それか和傘とか作ってさ…。
学校に向かう子供達に「今日は雨さ降るでなぁ、ひゃっけぇから気いつけれや〜!」って言いたい。方言はイメージです。
わらじとか編んでさ、囲炉裏を囲んでさ、都会の話をするんですよ。何が流行ってるだとか、それはジャスコで買えるのかとか。もろもろ。
週に一度ぐらいはジャスコ行きたいですね、車で1時間ぐらいかけて。
ああ、幸せ。
話逸れましたが、良い映画です。よろしくお願いします。